「食べ方」と体の不調・痛みとの関係

 

プロポリス、アガリスク、ニンニク卵黄、カスピ海ヨーグルト、納豆、マカ、しそ油、ブルーベリーetc・・・。
これらは皆近年体に良いとされ話題になった食品です。たしかに体に良い成分が含まれていますが、これらを毎日食べても別人のように健康になるわけではありません。

 

「健康」とは外的な変化に関わらず安定した状態を継続できる体のことです。(疾病に対する抵抗力、自然治癒力がある体)体の機能を維持するためには自律神経による神経性調節と内分泌ホルモン系による体液性調節があります。この2つはお互いに影響し合って働きます。ですから、ある特定の器官のみを改善するというよりも、全身の内分泌系と神経系の相互作用がいかに健全に行えるかが健康でいられる要となります。

 

例えば内分泌ホルモンのバランスの乱れは癌や子宮系の疾患と関係があり、神経系のバランスの乱れはうつ病その他の精神疾患や胃潰瘍などと関係があり、どちらかが不調でもやがてお互いに悪影響を及ぼします。もっと身近な例では季節や気温の変化があると風邪をひきやすかったり、仕事や生活環境の変化が体調の悪さとなって反映されやかったりすることは、体の神経・内分泌系の働きが健全に行われていないといえるでしょう。

 

今回は食事の取り方がどのように自律神経・内分泌系に影響を及ぼし体の不調や精神に影響するのかをご紹介します。

 

1) 炭水化物(お米・パン・麺)が体の不調を招く?! 

 

お米といえば日本人の主食であり、又、大好きな食物です。このお米が体の不調を招くなんて!?とビックリされるかもしれませんが、ここで紹介するのは、お米自体が問題ではなく、その食べ方に問題がある場合に起こる体の不調です。
「炭水化物不耐症」 「低血糖症」 「インスリン抵抗症」 ・・・・まだまだありますが、これは、炭水化物や甘い物を食べたときに体が上手く消化、利用出来ないことによっておこる症状の呼び名です。(以下、炭水化物不耐症として表記します)初期からみられる症状として、
● 食後、又は午後に眠くなる、又は集中力の低下
● 食後のお腹の張り、ガスが溜まる
● 炭水化物類、甘い物を食べた後の気分の変化・・・などがあります。

炭水化物や甘い物を摂ると腸で消化された後に肝臓で科学的に処理されて体が利用し易いブドウ糖という状態に変わります。もしもブドウ糖が100だとすれば、そのうちの10%はグリコーゲンとして肝臓に貯蔵されて、50%はエネルギー源として血液にのり全身へ送られます、残り40%は脂肪になります。

  ご飯  → → → 血流へ(血糖)
肝臓に貯蔵 (グリコーゲンとして貯蔵される)
脂肪

 

 

2) 血糖のコントロールが上手に出来ない=炭水化物不耐症

 

血糖が血液中にどれくらいあるかという値が皆さんもよくご存じの「血糖値」です。食事によって血糖値は上昇しますが、炭水化物類や甘い物は特に血糖値を急上昇させます。これを下げるために膵臓から「インスリン」というホルモンが分泌されます。「炭水化物不耐症」とはインスリンが分泌されてもなかなか血糖値が下がらないためいつまでもインスリンが分泌されたり、少し食べただけでインスリンが大量に分泌されて急激に血糖値が下がったりして結果的に低血糖状態となってしまうことで、その結果、初期からある症状として、1)に書いたようなことが現れます。

 

● 食後に眠くなったり集中力が低下するのは、インスリンの作用がうまくいかずに食後にも関わらず脳の唯一の栄養であるブドウ糖が足りなくなり頭がぼぉ〜っとしたり眠気をおぼえます。
● 食後にお腹が張ったりガスが溜まったりするのは、うまく利用されなかった単糖類は腸で腐敗しガスを発生させる為です。これは比較的早く起こり、食後直ぐにガスが溜まったりする人もいます。
● 食後の気分の変化として、(これは食後の眠気として勘違いしている方も多いのですが)うつ状態がありますが、多すぎるインスリは交感神経(※1)を刺激し、ノルアドレナリン(※2)を増やします。ノルアドレナリンは多すぎると不安、恐れ、攻撃、恐怖、反抗、強い悲しみといった気分にさせる作用があるため、特に大人はそれがうつ症状となって現れます。 

 

※1 交感神経」・・・活動時に働くシステム。エネルギーを補充する。活動時に筋肉に血液を送り込み内臓機能を抑える。一方副交感神経は安静 時に働くシステムで消化機能を促進し、脳や内臓に血液を送って疲労回復を図る。
※2 ノルアドレナリン・・・交感神経と類似した作用をするホルモン。分泌過剰で高血圧、頭痛、発汗、高血糖、動悸、起立性低血圧他の症状が でます。

 

インスリンが多いと交感神経が刺激されて今度は交感神経に反応する副腎ホルモンの分泌に影響がでます。副腎から分泌されるホルモンは数十種類にも及びますが、その作用は主に


●血圧調整 ●血糖の上昇 ●抗炎症作用 ●タンパク質の合成 ●成長促進 ●脇毛・陰毛の発毛促進 
●血圧上昇●胃腸の運動を制御・・・・などの作用があります。

これらの作用が乱されると 


○喘息やアレルギー ○筋骨格の症状 ○血糖の問題 ○不眠症 ○倦怠感 ○近視 ○起立性低血圧 ○月経前症候群
○不妊 ○うつ ○脇毛や陰毛が薄い ・・・・など多岐にわたる症状が現れます。

 

3) 炭水化物不耐症かを知るテスト

 

上記の様にインスリンが上手に作用しないと色々な症状が現れることがおわかりいただけたでしょうか?炭水化物不耐症である人の場合、後に脳梗塞や心疾患に罹る率がそうでは無い人よりも約10倍高くなると言われています。1)で述べた症状に思い当たる方は2週間、あらゆる炭水化物と糖類を食べないでテストをすることが出来ます。炭水化物に不耐症がある場合、1)に述べた症状が軽減、又は消失します。その後少しずつ炭水化物や糖類を食べていくことで、又症状が出たなら自分にとっての炭水化物、糖類の摂取のリミットを把握する事が出来ますので、その量をキープすることで、血糖値の安定、自律神経・内分泌システムの改善ができます。
特に「ご飯があれば何もいらない」タイ


当院での治療


当院では、パスタやご飯をご持参頂き、脳と消化系の神経機能を治療していくことにより、耐性を改善させていきます。
回数は個人差がありますが、ほとんどの方が体質の改善を実感していただけます。
興味のある方は、ご相談ください。