| むち打ち損傷 |
1.むち打ち損傷とは
 
むち打ちとは診断名というより、損傷した際の状態を表したものと言った方が正しいでしょう。
実際に医療機関で出される診断は頚椎捻挫や頚椎(椎間関節)挫傷などと言ったものが一般的だ
と思います。良く聞くのが自動車の事故のケースですが、他にもスポーツや転倒などによっても起こ
ります
名前の通りまさにムチがしなる様な状態に、頭部や頚椎が過度に屈曲や伸展を強いられる事によ
り起こります。そして損傷の多くがが頚椎4〜6番に見られるのも特徴です。
2.損傷のメカニズム(事故のケース)
(過伸展)
まず過伸展のケースは主に後方からの追突による衝撃で起こります。
初めに後方からの衝撃により、体は前方にそして頭部も前方に振られます。
次にその反動で頭部が後方に跳ね返ります。この際頚部の筋や関節が損傷します。 |
(過屈曲)
過屈曲のケースは主に前方からの追突による衝撃で起こります。
初めに前方からの衝撃により、体は後方にそして頭部も後方に振られます。
次にその反動で頭部が前方に跳ね返ります。この際頚部の筋や関節が損傷します。
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3.X線

正常な頚椎の彎曲(カーブ)です。
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過屈曲により、彎曲(カーブ)に問題が
あります。 |
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A 肩と上肢にしびれが出ている方の
X線です。(むち打ち後2年経過)
B 橈骨神経(上腕の後方のしびれ)があり
頚椎4/5 C6/7に脊髄への圧迫が
確認できます。 |
4.代表的な症状
症状として首の痛み、首の運動制限、頭痛、肩こり、吐き気、めまい、耳鳴り、シビレ、冷汗、筋力
低下など多彩な症状を訴えます。大半は軽症例で局所の症状にとどまりますが、 時として自律神
経失調症の症状で苦しむ症例も経験いたします(これは頚部に存在する交感神経や椎骨動脈の
異常な緊張によるものと考えられます)
いずれにしても、他の頚椎の損傷より多岐にわたる症状が出るようです。
5.むち打ちになったら?
むち打ち(頚椎捻挫)になってしまったら、まず専門医へ受診しましょう。
自分勝手に判断せず、まず頭部の損傷や脊椎や神経に関わる損傷があるのかどうか評価して
もらう事が何より優先されます。
その後、外科的な処置が必要ない場合に、他の治療が可能になります。
いずれにしても、症状が数ヶ月から十年位後に現われる人もおりますので、しっかり頚椎の変位
や筋骨格的なバランスも改善しておく事が重要です。
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