
31歳女性。事務職。
約半年前よりの頭痛を伴う左の顎の痛み。
特に下顎体・上下歯茎に痛みが拡散してい
る。
症状が緩和する姿位・動きはなく、段々悪化
してきている模様。
時々夜間に痛みで目が覚める事があり、最
近は首の凝りも酷く感じている。
又、歯ぎしりの癖あり。
以前に口腔外科にてマウスピース治療と
鎮痛剤の処方を受けており、最近は薬の
効き目もなくなってきた。
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顎関節症を訴える人は一般に几帳面であったり、緊張しやすいタイプの人が多く見られる。この方も筋緊張が強く、呼吸が浅く頭蓋などの内圧変動が乏しく、側頭部が収縮ぎみに歪んでいる側で側頭骨や蝶形骨の不整合感が触診できる。
こうした頭蓋の不整合があると、顎関節の内方から咽頭収縮筋や、頸長筋と斜角筋に関わる深頸筋膜に異常な緊張をもたらす事が良く見られる。
可動検査にて、頚椎の伸展50%・屈曲70%・側屈、
回旋30%の減少。
左の下顎の回転運動の遅れと、平行運動制限。
C1の左前方変位。
マキシマルコンプレッションとショルダーディプレッション
検査にてC5/6左側に疼痛。
腱反射は、上腕二頭筋・腕撓骨筋が+2の亢進。
角膜反射など、脳神経の神経検査での異常なし。
X線画像は、撮影していない。
1回目
心因性の要因も影響は大きいであろうが、機能構造
的にも、C1の前庭神経核はもちろんのこと、三叉神
経を介して顎関節に関わる影響もあるであろう事か
らC0/C1の調整・下顎の運動制限の調整・翼突筋
のトリガーポイントの施術を行う。
その他前頸部他舌骨筋群の弛緩も施した。
術後の疼痛は消失したが、左下顎の運動の遅れは
残る。
通常数日内に違和感は出る旨を伝え、様子を見て
もらう。
2回目
疼痛は殆ど感じないが異音が少し感じるとの事。
前回に追加で前頸部の施術と下顎の伸延の調整を
行う。
咬合の際は異音は殆ど気にならないとの事。
3回目
顎関節の症状は全く気にならないが、肩こりが凄く
感じる様になったとの事。
全身的バランスの矯正と自宅エクササイズにて新た
な癖を付けていく様にアプローチ中
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