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小児喘息

7歳男児。数年来のアトピー性皮膚炎と喘
息。
季節の変わり目や環境の変化により悪化
を繰り返している。
口呼吸で姿勢が悪く、常時口を開き顎が
上がっている。
又頻繁に風邪をひきやすく、いつも怠そうに
している。
毎日喘息の薬を服用しており、アトピーは薬
の効果はなし。
水泳を習っている。

臨床
子供のアレルギーや喘息は良く聞くが、専門医ではない
ので目先の症状の緩和を目的とした施術ではなく体質の
改善を目指す事になる。
気管支の収縮は副交感神経(迷走神経)が働き、気管支の弛緩は交感神経が働く。又、副交感神経は気管支の粘液を分泌させ、交感神経は分泌を抑制する働きがある。いずれも迷走神経の気管支への分枝が過剰に作用したことが原因となっている。
免疫細胞には顆粒球とリンパ球があり。顆粒球はバク
テリアなどの比較的大きな異物を処理する。
リンパ球はウィルスなどの小さな異物を処理する。
顆粒球の細胞表面にはアドレナリンの受容体があり、交
感神経が優位となると顆粒球も増大する。一方、リンパ
球の細胞表面にはアセチルコリンの受容体があり、副交
感神経が優位となるとリンパ球も増大する。
(新潟大学安保教授より) 
 喘息は副交感神経優位による気管支の痙攣が原因だ
とすると、リンパ球が増大する。リンパ球は花粉やほこり
や食べ物などに対してアレルギー反応を起こす。
しかし問題はアレルギー物質ではなく、平衡を失った迷
走神経の作用が優位となっている状態の方である。

施術は神経系を重視し、自律神経の平衡を保つ事を第
一の目的とし、第二に姿勢の悪さからくる胸郭の動きの
改善を行った。
月に2回の施術を半年行ったところ、最初の一ヶ月はア
トピーが悪化したが、翌月から改善傾向に向かい、
現在は
血中酸素濃度R98/L94(初回)R99/L99(現在)
胸郭の収縮期/拡張期差4p
姿勢と口呼吸は改善され、風邪も一度もひかず、喘息の
薬も服用していない。






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