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                       食生活と情緒の発達

 前号にひき続き今号も子供の食生活が精神発達に及ぼす影響についてご紹介します。
ここ10年程で多くなった10代の子供達が犯す犯罪と共に、現代の子供達の「キレやすさ」「やる気の無さ」が取り沙汰されています。

 又、幼児からみられる問題行動・・・・注意欠陥多動性障害、衝動性、攻撃性などが食生活と大きく関係しているということもよく聞かれるようになりました。

1.甘い物の食べ過ぎによる影響

 皆さんは子供と一緒に過ごす休日に、ついつい甘いジュース(スポーツドリンクも含む)
や甘い菓子類、スナック菓子などを与えすぎてはいないでしょうか?これらのショ糖や砂糖類は急激に血液中の血糖値を上げることになります。血糖とは食物が消化吸収された後にブドウ糖となり、それが血液中に入った時の名称です。
 
                           →腸で消化  →肝臓でブドウ糖に  →血液に
 →単糖類  →ブドウ糖  →血糖
 すると急激に上がった血糖値を下げるために膵臓からはインスリンというホルモンが分泌されます。する
と血糖値は急に下げられることになります。この様な状態が度々起こると、いつでもインスリンが過剰分泌
されていたり、少し食べただけでもインスリンが多く分泌されて、血糖値が下がったままの「低血糖状態」と
なってしまいます。
 すると脳はブドウ糖を唯一の栄養源としているために、低血糖だと頭がぼ〜っとしやすくなり、集中力が
低下したり、疲れやすくなったりします。

                              
2.低血糖と「キレやすさ」

 脳は栄養源であるブドウ糖が不十分だと今度はアドレナリンというホルモンを分泌して血糖値を上げよう
とします。このアドレナリンは気分の高揚や精神集中、興奮作用、血圧上昇作用などですが、過剰になる
と人を攻撃的にさせる作用があります。


      1.  甘い物を食べる     
血糖値のコントロールが上手に行えなくなるその他の要因

● 母親が妊娠中に強いストレスを受ける
● 運動不足
 ● ストレス(幼児の場合、親子関係が殆どでしょう)
 ● 炭水化物に偏った食生活(精製された米や白いパン、麺類や
      ジャガイモ、コーンなども血糖値を急激に上げる作用があります)
● 腸の障害(早すぎる離乳食、抗生物質の使用過多)
● スナック菓子やマーガリン
                     
      2.   血糖値急上昇
      3.   インスリン過剰分泌
      4.    ブドウ糖不足
      5.   アドレナリン分泌
   ※ 幼児の場合、多動性や甘い物を食べた後の躁状態などといった形であらわれます。

3.親ができること

 では私たち親はどの様に気をつければよいのか、いくつかのポイントをあげてみます。
まず、菓子類や甘い物やジュース(特に清涼飲料水やスポーツドリンク類)は1日に2回以上は与えない事
がベストです。

 間食はあまり甘くない果物類やナッツ類(特にくるみ)などもいいですし、幼児は食事の必要量をこまめに
分けて食べたほうが良いため、休日などの間食はメインの食事を数時間おきに与えても良いでしょう。

 そして 良い油を適切な量で与えてあげましょう。なぜなら前号でもお伝えしたように、良質の脂質は全身
の神経がきちんと伝達を行う為に、必要だからです。そしてスナック菓子類やファーストフードなどに含まれ
る油脂は、脂質が体に正しく利用されるのを阻害するためにこれらの食品を頻繁に与えるのはやめましょう。

 そして子供のストレスについてですが、私たち親が子供を愛していることを十分に伝えてあげましょう。  

       
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