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現代の子供の為の栄養素 前号で子供に悪影響を及ぼす姿勢として、筋・骨格をテーマにご紹介しましたが、今回は栄養と健康につい て最新の情報をお届けします。 1.母乳の成分に大切な栄養素のヒントが!
(又は粉ミルク)以外は何も与えてはいけないといいます。それは赤ちゃんの腸の機能が母乳以外の食物 を消化できる機能が未発達な為と母乳が完璧な栄養であるからです。そして母乳には高いレベルのオメガ 3という脂肪が含まれているからなのです。 2.子供にとって大切な栄養素・・オメガ3 オメガ3脂肪とはアルファリノレン酸で体にとって絶対に必要な必須脂肪酸の一つで脳の発達に不可欠 です。(※1)いくつかの研究によると母乳で育った成人はアレルギーや感染が少なく、肥満、糖尿病の発 生も少なく知的レベルが高いという結果があります。ですが今の日本の食に絶対的に足りていないのはオ メガ3脂肪であり、これは「魚・副菜・味噌汁・ご飯」という昔の日本人の食卓には豊富にあったものです。 又、不足すると大人のうつ病や子供の問題行動(※2)に直接の関係があることも確認されました。 ※1・・・食品でオメガ3を多く含むもの いわし、さば、あじなどの青魚や鮭、くるみ、ほうれん草、レタス、かぼちゃの種、しその実油、亜麻仁油等。 ※2・・・子供の問題行動 ADHD(注意欠陥多動性障害)、学習障害、衝動性、多動性、攻撃性、怒り、キレ易い・・・等。 3.不足しているオメガ3と過剰なオメガ6が及ぼす健康への影響 一方現代の日本人が多く摂取しているのはもう一つの必須脂肪酸であるオメガ6脂肪(リノール酸)であ り、母乳に多く含まれるオメガ6脂肪の含有率も先進国の女性と比較し高い値になっています。 このオメガ6は(※3)は皮膚を正常に保ったり炎症を鎮める為に必要なホルモンになりますが摂取し過ぎ るとアレルギー、脳梗塞、癌などの病気を招くことが判ってきました。日本ではここ数十年間、動物性の脂肪 よりも健康的という理由で盛んに消費され、粉ミルクにも15〜20%のリノール酸が使われ、まさに日本人 はリノール酸漬け状態です。 日本人のリノール酸の摂取過多と、日本の子供にアトピー性皮膚炎が多いことは決して無関係ではない でしょう。(アレルギーの発症結果は必ずしもアトピーだけとは限らず、慢性の副鼻腔炎や喘息や病気に罹 りやすい・・・など色々です。) ※3・・・オリーブオイル、ごま油、コーン油、ピーナッツオイル、サフラワーオイル、ブロッコリー、人参、大 豆キャベツ等に含まれる。 4.体に良い脂肪の取り方は オメガ3脂肪はオメガ6脂肪を抑制する働きもあり、同じバランスで摂るべき脂質です。(但し脂肪の摂りすぎ は注意ですが) オメガ3脂肪である亜麻仁油、しその実油等は酸化し易く加熱に向きません。サラダのドレッシングやマリネを和えるときなどに使用しましょう。青魚などは同様の理由で手早くカラットフライにしたり、さっと塩焼きにするか、子供の年齢を考慮してできればお刺身などでいただきましょう。又体内で抗酸化物質であるビタミンEを多く消費するので、ビタミンEやビタミンCも一緒に摂りましょう。くるみはローストしたものだと良くない油が使われる可能性があるため、なるべく生で食べましょう。 オメガ6脂肪であるオリーブオイルは高温で酸化しにくく揚げ物、炒め物に適しています。180度程度でも加熱時間が極端に長くならない限りは大丈夫。キャベツ、人参などの緑黄色野菜はご存じの通り、脂肪と共に摂取した方が吸収率が良いことと他の脂肪の体内での酸化防止にもなるため、多く食べましょう。 色々な栄養素を考えて献立を作るのが面倒な方は最低4色の野菜を組み入れ、それに魚か卵、又は肉を付け加えてみるとタンパク質に偏らず多くの野菜を毎日摂取出来ます。 セラピーアート 阿部 |
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